本のご紹介 若田さん帰還とヘレン・ケラーの表現力

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宇宙飛行士の若田さんが地球に帰還されましたね。

若田さんは会見で
「地球に帰ってきてスペースシャトルのハッチが開いた後
草の香りが機内に入ってきたとき、優しく地球に迎えられた感じがした。」

と言っていました。

聞いた私も鮮明にイメージができて
素敵な言葉だと思いました。



そこで表現力という点で今日お勧めするのは
「奇跡の人 ヘレン・ケラー自伝」 ヘレン・ケラー著
いわずと知れた見えない、聞こえない、話せないと
3重苦を背負ったヘレン・ケラーの自伝です。

奇跡の人 ヘレン・ケラー自伝 (新潮文庫)奇跡の人 ヘレン・ケラー自伝 (新潮文庫)
(2004/07)
ヘレン ケラー

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本を読んでいると
とても多彩で繊細な表現で書かれています。
もちろん翻訳にも相当気を使っているのだとわかります。

とても3重苦を負った人が書いた文章とは思えないくらい
読者にも鮮明にイメージできる文章です。

物語というよりも、
彼女の意識と感覚が外界を
どう表現しているかに注目して読むと
より深いものに気づくかもしれません。


これは決して彼女だけにいえることではなく
私たちも同じように自分の意識と感覚を持って
外界と自分を見ているのです。

私のブログで以前ビートたけしさん著「教祖誕生」の記事で
http://gannaotta.blog70.fc2.com/blog-entry-152.html
「意識や神の視点については脳科学者の茂木健一郎さんが・・・」
と書いたようなことと同じです。


科学者は同時に哲学者でないといけません。

多くの権威や学者は単に知識を並べるだけの本を書いています。
でも肩書きだけで売れてしまいます。

私のような凡人にも分かりやすく
印象に残る(学術的知識も記憶できる)文章を書けるかどうかは別で
そのような本に出会えたとき
いくらでも対価を払いたくなる価値があるのでしょう。

読者の記憶に残るために文学的な表現が必要になります。


ましてや科学者よりも技術者の方が文学的な表現に乏しいです。

少なくとも私が工学系の大学にいたときも
自動車メーカーにいたときも
人間味のある暖かい言葉を聞いたことは皆目ありませんでした。


若田さんはどちらかというと工学、技術系の経歴の方なので
その分野でもこういった人間性豊かな方がもっと増えて
活躍すればいいのにと思いました。
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